イベント開催にあたって
皆さん、こんにちは。環境省自然環境局長の植田明浩です。グリーンチャレンジデー開催に当たって、共催者としてご挨拶申し上げます。
このグリーンチャレンジデーは、企業・自治体・団体・市民ひとり一人の地球に優しい行動=「グリーンチャレンジ」を応援する日で、新宿御苑にて毎年開催してきました。
生物多様性を保全し、私たちが豊かに暮らしていくためには、生き物たちが暮らしていける環境を守っていくことはとても大切です。本イベントが開催される新宿御苑は、さまざまな生き物が暮らしており、まさに都会のオアシスです。
世界は今、生物多様性の損失を止め、回復軌道に載せていく「ネイチャーポジティブ」の実現に向けて進んでいます。その達成に向けた一つの手段として、環境省では民間等の取組によって保全が図られている区域を「自然共生サイト」と認定する仕組みを開始しているほか、今年4月には、「生物多様性増進活動促進法」が成立しました。このような仕組みを通じて、全国各地で民間等の取組を促進しています。
国民の皆様は、日々の生活や買い物における商品やサービスの選択などを通じ、生物多様性の保全を行うことができます。それが、事業者による生物多様性の保全を後押しすることにつながります。こうして、ネイチャーポジティブ経済を皆様と共に作っていきたいと考えています。
グリーンチャレンジデー期間中は、福島県を始め、各地の様々な企業・団体がブースやマルシェを出店します。環境省では、国立公園、福島の復興や環境再生に関するブース出展をします。脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを作る国民運動「デコ活」についても、チラシ等で情報発信を行います。
このグリーンチャレンジデーが、森里川海の恵みを感じ、生物多様性や気候変動、資源循環などの課題解決に向けて、皆が学び、繋がり合う機会になることを期待しています。
また、新宿御苑のインフォメーションセンター内には、まるで国立公園の中に居るかのような映像体験ができる4Kシアターなど、ここでしかできない体験を通して国立公園の魅力を体感できる「National Park Discovery Center」を設置しております。
11月2日、3日は是非新宿御苑にいらしてください。どうぞよろしくお願いいたします。