イベント開催にあたって

則久 雅司

皆さん、こんにちは。環境省自然環境局長の則久雅司です。グリーンチャレンジデー開催に当たり、共催者として一言ご挨拶申し上げます。
 
GTFグリーンチャレンジデーは、企業・自治体・団体・国民ひとり一人の地球に優しい行動、すなわち「グリーンチャレンジ」を応援する日として、新宿御苑で毎年開催してきました。
 
私たちが豊かに暮らし続けていくためには、生き物たちが暮らしていける環境を守ることが大切です。本イベントの会場である新宿御苑には、さまざまな生き物が生息しており、まさに都会のオアシスとなっています。
 
世界では今、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せていく「ネイチャーポジティブ」の実現に向けた取組が進められています。その達成に向けた取組の一つとして、環境省では民間等の取組によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定する仕組みを運用しており、今年6月時点での認定数は610か所となりました。このような取組を通じて、全国各地の活動を一層促進し、取組の輪を広げてまいります。

また、昨年7月に策定した「ネイチャーポジティブ経済移行戦略ロードマップ」を踏まえ、今般、生物多様性に配慮した調達やファイナンスに関するガイドラインを公表したほか、企業や消費者、地域をはじめとする様々なステークホルダーに期待される行動を取りまとめ「ネイチャーポジティブ経営推進プラットフォーム」に掲載しています。※1ネイチャーポジティブの実現が、経済成長と環境価値の創出の両立を通じて、社会全体の変革につながるよう、関係の皆様と連携しながら取り組んでまいります。

国民の皆様は、日々の暮らしや買い物の中での商品やサービスの選択を通じて、生物多様性の保全に貢献することができます。今年度実施した内閣府世論調査の速報によると、「生物や自然環境に負荷の少ない商品を選んで買うなど、消費活動において生物多様性に配慮する」と回答した人は、24%でした。このような行動の積み重ねが、事業者による生物多様性保全の取組を後押しすることにつながります。私たちは、ネイチャーポジティブ経済を皆様と共に実現していきたいと考えています。

GTFグリーンチャレンジデー期間中は、福島県を始め、各地の様々な企業・団体がブースやマルシェを出展します。環境省も、国立公園、福島の復興や環境再生に関するブース出展するほか、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを作る国民運動「デコ活」についても、チラシ等で情報発信を行います。

このGTFグリーンチャレンジデーが、森里川海の恵みを身近に感じ、生物多様性や気候変動、資源循環などの課題解決に向けて、皆が学び、つながり合う機会となることを期待しています。

また、11月1日から15日まで、新宿御苑日本庭園では、「菊花壇展」を開催します。ぜひ、こちらにもお立ち寄りください。
 
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
 
※1 ネイチャーポジティブ経営推進プラットフォーム|お役立ちリンク集|環境省